犬を迎えて初めての春、市から狂犬病予防注射のお知らせが届きます。集団接種会場の日程が載っていて、かかりつけの動物病院でも受けられると書いてある。どちらを選べばいいのか、当日は何を持っていくのか、初めてだとわからないことだらけです。
うちは毎年動物病院で接種しています。集団接種より少し高いですが、健康状態も一緒に見てもらえるので安心。集団接種と病院、それぞれのメリットと当日の流れをまとめました。
狂犬病予防注射は2つの方法から選べる
狂犬病予防注射は、春に市区町村が開く集団接種会場か、動物病院で受けられます。どちらで受けても同じワクチンです。
そもそも狂犬病予防注射は、狂犬病予防法ですべての犬の飼い主に義務づけられています。生後91日以上の犬は飼い犬登録(生涯1回)と、年1回の予防注射が必要です。「任意」ではないので、忘れずに受けさせてください。
なお、2022年6月以降にペットショップ等から迎えた犬は、マイクロチップの情報が環境省のデータベースに登録されていれば、それが飼い犬登録とみなされる自治体もあります。お住まいの自治体に確認してみてください。
接種時期は毎年4月〜6月が基本です。集団接種は春に集中していて、日程を逃すと動物病院で受けることになります。動物病院なら年間を通じて接種できるので、スケジュールに余裕があります。
集団接種は料金が安く、短時間で済みます。公園や公民館に獣医師が来て、その場で接種と注射済票の交付まで完了します。料金は自治体によって違いますが、3,000円前後が多いです。
動物病院での接種は、集団接種より500〜1,000円ほど高くなります。ただし健康診断も一緒に受けられるのが大きな違いです。体温や心音、皮膚の状態、前回の診察からの変化を見てもらえます。
集団接種ではその場で注射済票がもらえることが多いですが、動物病院で接種した場合は病院が届出を代行してくれるところと、自分で市区町村の窓口に届け出るところがあります。
注射済票の受け取り方は接種場所で異なります。動物病院の場合は届出を代行してくれるか、事前に確認しておくとスムーズです
ちくわ年に一度の健康チェックにもなるね
うちが動物病院を選ぶ理由


うちのちくわは病院を怖がらないタイプですが、念のため犬用のキャリーバッグに入れて連れて行っています。普段の散歩では見せない落ち着き方で、移動中も安心しているみたいです。
集団接種より少し高くなりますが、健康状態も見てもらえるので毎年病院で接種しています。春の予防注射のタイミングで、歯の状態、体重の変化もチェックしてもらえて効率的です。
集団接種会場は、知らない犬がたくさんいる環境です。社交的な犬なら問題ありませんが、他の犬が苦手だったり初めての場所に緊張しやすい性格なら、慣れた病院のほうがストレスが少ないです。特に小型犬は周りの大型犬に圧倒されることもあるので、犬の性格をよく見て判断してください。
初めての注射は動物病院がおすすめです。接種後30分ほど院内で様子を見られる環境が安心です
ちくわはキャリーに入れると落ち着くんです
当日の持ち物と準備


狂犬病予防注射に必要な持ち物は、接種場所によって少し違います。基本的に必要なのは以下の3つです。
- 市区町村からの案内ハガキ:飼い犬登録をしていると春に届きます。問診票や料金の記載があるので必ず持参します
- 料金(現金):集団接種は3,000円前後、動物病院は3,500〜4,500円程度。お釣りが出ないよう用意すると親切です
- 鑑札・注射済票(前年度分):首輪につけている場合はそのまま。紛失した場合は再交付してもらえます
動物病院で接種する場合は、診察券を持っていきます。ペット保険に加入している場合は保険証も忘れずに。体調に変化があった場合の診察にそのまま使えます。
うちは犬用のキャリーバッグを必ず持っていきます。待合室で他の犬と距離を取れるし、帰りに疲れて寝てしまってもそのまま運べて便利です。
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ワクチンは健康な状態で受けることが大前提です。少しでも気になることがあれば、無理をせず獣医師に相談してください。
接種前に必ず体調をチェック。元気がない・下痢・食欲がない場合は延期して獣医師に相談しましょう
接種当日の流れと所要時間
集団接種の場合、会場に着いたら受付で案内ハガキを出します。問診票に記入して順番を待ち、接種は数秒で終わります。全体で15〜30分ほどです。
動物病院では、まず体温や心音のチェックから始まります。前回の診察記録と比べて体重の変化や気になる点がないか確認してから接種します。待ち時間を除いて診察と接種で10〜15分程度です。
注射自体は一瞬で終わります。背中の皮膚を少し持ち上げて針を刺すだけなので、驚いて声を出す犬もいますが数秒で終わります。うちのちくわも最初は少し震えていましたが、終わったあとは何事もなかったようにおやつを食べていました。
接種後30分は激しい運動を避けて様子を見ましょう。稀にアレルギー反応が出ることがあります
病院なら院内で待機できますし、集団接種の場合も会場近くで少し時間をとると安心です。



終わったらおやつもらえるの?
接種後の過ごし方と注意点


接種当日は、いつもより静かに過ごします。激しい運動や長時間の散歩は避けて、短めに済ませます。シャンプーも2〜3日は控えたほうが安全です。
注射した部分を触ると痛がることがあります。無理に触らず、犬が自分で気にして舐めるようなら軽く声をかけて気を逸らします。数時間で落ち着くことがほとんどです。
食欲がいつもより少し落ちる犬もいますが、翌日には戻ります。水はしっかり飲めているか確認して、丸一日食べない場合は病院に連絡します。
嘔吐・顔の腫れ・呼吸が荒いなどの症状が出たら、すぐに接種した病院に連絡してください
アレルギー反応の可能性があります。時間外でも対応してもらえるか、接種前に確認しておくと安心です。
高齢や持病で接種できない場合
狂犬病予防注射は義務ですが、すべての犬が毎年接種できるわけではありません。高齢で体力が落ちている犬や、心臓病・てんかんなどの持病がある犬は、接種によって体調が悪化するリスクがあります。
そういった場合は、かかりつけの獣医師に相談してください。獣医師が「接種不可」と判断した場合は、「狂犬病予防注射猶予証明書」を発行してもらえます。この証明書を市区町村に提出すれば、その年度の接種は免除されます。
猶予証明書は毎年必要です。翌年は改めて獣医師の判断を受ける必要があります
初めてでも慌てないために
狂犬病予防注射は年に一度の義務ですが、慣れれば難しいことは何もありません。初めてのときは集団接種と動物病院の違いがわからず迷いますが、犬の性格と飼い主の優先順位で決めれば大丈夫です。
料金を抑えたいなら集団接種、健康チェックも一緒にしたいなら動物病院。どちらを選んでも注射の内容は同じです。うちは健康状態を見てもらえる安心感で、毎年病院を選んでいます。
キャリーバッグに入れて連れて行くと、移動中も待合室も落ち着いて過ごせます。接種後は無理をさせず、いつもより静かに過ごす。これだけ覚えておけば、初めてでも慌てずに済みます。
毎年のことだから、慣れると楽ですよ








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