春になると始まる、抜け毛との終わりなき戦い。
うちのちくわ(ポメラニアン)も換毛期の抜け毛がすごくて、毎日掃除機をかけています。朝かけても夕方にはもう床に毛の塊。ソファの隙間、服の裏側、気づけばどこにでも毛がいる状態です。
掃除を頑張る方向でしばらくやっていたんですが、正直キリがない。最終的にたどり着いたのは、散歩帰りにシャンプータオルで体を拭いて、そのままブラッシングするというルーティンでした。散らばった毛を追いかけるより、そもそも部屋に持ち込まないほうがずっと楽だったんです。
小型犬の換毛期はいつ?どのくらい続く?

犬の換毛期は春と秋の年2回です。春は冬の厚いアンダーコート(下毛)が抜けて夏仕様に切り替わり、秋はその逆。期間は3週間〜1ヶ月半ほどで、特に最初の1〜2週間がピークになります。
ダブルコートの犬種——ポメラニアン、チワワ(ロングコート)、ダックスフンド、柴犬など——はアンダーコートの量が多いので、換毛期の抜け毛の量が段違いです。初めて迎える春に「こんなに抜けるの?」と驚く飼い主さんも多いのではないでしょうか。
シングルコートのトイプードルやマルチーズには換毛期がほぼありません。抜け毛が少ない代わりに毛が伸び続けるので、定期的なカットが必要になります
ちなみに、エアコンで室温が年中一定の環境だと、体が季節の変化を感じにくくなって、1年を通してだらだら少しずつ抜け続けるケースもあります。「換毛期のはずなのにあまり抜けないな」と感じたら、そのパターンかもしれません。
掃除を頑張っても追いつかない理由
換毛期のピーク中は、毎日掃除機をかけても正直追いつきません。
朝きれいにしたはずの床に、昼過ぎにはもう毛が転がっている。掃除機を出す→かける→片付ける、を1日2回やるのは現実的じゃないですよね。
ポイントは、「落ちた毛を掃除する」のではなく「毛が部屋に散らばる前に取り除く」という発想の転換です。掃除の回数を増やすより、毛の発生源で対処するほうが結果的にずっと楽になります。
散歩帰りの「シャンプータオル+ブラッシング」で毛が激減した

うちがたどり着いた方法はシンプルです。
散歩から帰ったら、玄関でシャンプータオルで体を拭いて、そのままブラッシングする。これだけ。時間にして5分くらいです。
シャンプータオルで全身を拭くと、抜けかけの毛がタオルに絡んで取れます。体の汚れや砂ぼこりも一緒に落とせるので一石二鳥。そのあとブラッシングすれば、残ったアンダーコートもしっかり除去できます。
大事なのは、これを毎日の散歩帰りに組み込むことです。「今日はブラッシングしなきゃ」と別のタイミングで思い出そうとすると、面倒になってサボりがちになります。散歩の帰り道→玄関でシャンプータオル→ブラッシング→部屋に入る。この流れにしてしまえば、ルーティン化しやすいです。
玄関にシャンプータオルとブラシをセットで置いておくのがコツ。散歩帰りの流れで自然にルーティンになります
「週末にまとめて30分ブラッシング」より「毎日散歩帰りに5分」のほうが、毛は溜まりません。犬のほうも短い時間なら嫌がりにくいですし、毎日やっていると慣れてくれます。
ちくわ散歩帰りのブラッシング、おやつもらえるから好きかも
ブラッシングの道具と使い方


毎日のブラッシングにはスリッカーブラシ
ブラシにはいろいろな種類がありますが、換毛期のアンダーコートを取るならスリッカーブラシが一番です。ピンブラシだと表面の毛をなでるだけで、下毛まで届きにくく換毛期には力不足を感じます。
使い方のコツは、皮膚に直接当てないこと。毛先をすくうように、ふわっと動かす感覚です。力を入れてガシガシやると皮膚を傷つけてしまうので、軽いタッチを心がけてください。
ショーテック ユニバーサル ソフトスリッカー S #26
¥1,573〜
ファーミネーターは週1〜2回の仕上げ用に
アンダーコート専用のファーミネーターは、ごっそり毛が取れて気持ちいいブラシです。ただし毎日使うものではありません。やりすぎると健康な毛まで切ってしまうことがあるので、週1〜2回のしっかりめブラッシングのときに使うのがおすすめです。
ファーミネーター 小型犬 S 短毛種用 正規品 ペット ブラシ 抜け毛 除毛 グルーミング アンダーコート
¥3,644〜
ブラッシングを嫌がる子には段階を踏む
ブラシを見ただけで逃げる子もいます。そういう場合は無理に押さえつけず、少しずつ慣れてもらうのが近道です。
おやつを舐めている間にブラシで背中を軽くなでるだけ。終わったらたっぷり褒める。
嫌がらなければ5回、10回と増やしていく。嫌がったらその日は終了。無理しない。
背中→脇腹→お尻→胸まわりの順で広げていく。足先や耳まわりは敏感なので最後。



お尻のあたりはくすぐったいからやめて
それでも残る毛の掃除はこれで対応


散歩帰りのルーティンで毛の量はだいぶ減りますが、ゼロにはなりません。残った分は掃除で対応します。
コロコロは各部屋に1本ずつ
ソファ、クッション、服についた毛にはコロコロ(粘着クリーナー)が一番手軽です。リビングや寝室など犬がよくいる場所にそれぞれ1本置いておくと、気づいたときにサッと使えます。取りに行く手間があると面倒になって結局使わなくなるので、「その場にある」のが大事です。
カーペットにはゴム手袋が意外と効く
カーペットに絡みついた毛は、掃除機だけでは取りきれないことがあります。ゴム手袋をはめて表面をこすると、静電気で毛が固まって取れます。100均のゴム手袋で十分です。
毛玉取り 毛玉取り器 ブラシ ペット抜け毛 猫の毛 犬の毛 ペット抜け毛 ペット カーペット クリーナー カーペッ…
¥698〜
専用のラバークリーナーのほうが効率はいいですが、まずは家にあるゴム手袋で試してみて、「これいいな」と思ったら専用品を買うくらいで十分です。
空気清浄機で舞い上がる毛を減らす
床に落ちる毛だけでなく、空中に舞っている細かい毛やほこりもあります。HEPAフィルター付きの空気清浄機があると、目に見えない分の毛が減ってくしゃみも起きにくくなります。
「ペット用」と書いてある空気清浄機は、フィルターの目が細かいだけで基本的な仕組みは同じ。HEPAフィルター付きなら通常モデルで問題ありません
換毛期を乗り切るために
換毛期の抜け毛をゼロにする方法はありません。ダブルコートの犬と暮らす以上、毛との付き合いは続きます。
ただ、散歩帰りにシャンプータオルとブラッシングをセットでやる。これをルーティンにするだけで、部屋に散らばる毛の量はかなり変わります。掃除を頑張るより、毛を部屋に持ち込まない工夫のほうがずっと楽です。
まずは玄関にシャンプータオルとブラシを置くところから、試してみてください。



ブラッシングのあとにおやつもらえるの最高
- 換毛期はどのくらいの頻度でブラッシングすればいい?
-
理想は毎日5〜10分。難しければ2日に1回でも、やらないよりずっとマシです。散歩帰りに組み込むとルーティン化しやすくなります。
- シャンプーの頻度は換毛期に増やすべき?
-
月1〜2回で十分です。シャンプーしすぎると皮膚が乾燥して、かえってフケや痒みの原因になります。毎日のケアにはシャンプータオルで拭くだけで十分です。
- 抜け毛がいつもより多い気がする。病気の可能性は?
-
一部分だけハゲている、皮膚が赤い、かゆがっているなどの場合は皮膚病の可能性があります。換毛期の抜け毛は全身まんべんなく抜けるのが特徴なので、偏りがある場合は動物病院に相談してみてください。








コメント